親の心を蝕むのは…

自閉症スペクトラム(ASD)

Twitterでは既に拡散されているようですが、障害があると思われる子供が線路に立ち入り、母親と思しき人が彼を抱きしめて落ち着かせる様子の動画がニュースになっています。

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線路立ち入りで電車遅延、“ある光景”が考えさせられる… 「迷惑」「胸が痛くなる」

この動画を見て、子供がいて何らかの障害を持つ親ならば、きっと感じたことがあるのではないでしょうか。私自身、心が締め付けられるような感覚に襲われました。母親と思われる女性がまず最初に子供を強く抱きしめているのが印象的です。子供を落ち着かせるためだと思われますが、その行動により子供も安定してきているように見えます。コミュニケーションが困難であっても、このような愛情深い行動によって子供を落ち着かせることができた母親の姿に、私は深く感動しました。

過去3年間、私は全力で子供の問題と向き合ってきました。彼が他の子供たちと同じようになることは難しいかもしれないと知っているので、それは求めず、でも、私がいつかこの世を去っても、彼が一人で生きていけるように支え続けることを誓っています。

しかし、このように誓っていても、心が重くなる瞬間があります。それは主に次の2つです。

一つ目は、「出口戦略」が見えないことです。たとえば、適切な援助があれば自分の生活を建て直せるといった、前向きな展望がまだ見えず、未来に対するネガティブな視点から抜け出せないことを考えてしまうときです。

二つ目は、定期的な検査やレビューで、子供の持つ困難な状況を第三者視点から直視するときです。

皆さんにも、こんな経験はありませんか?テストを受けたあとに「やらかした!」とわかっていても、結果が返ってきてその点数を見ると再びショックを受ける。私も親なので、子どもに対して直感的に感じている問題を数値やレビューで指摘・具現化されると、それは非常にショックを与えるものです。

このニュースで取り上げられた母親は、こんな一連の困難な経験を繰り返し経験しながらも、子供への揺るぎない愛情と継続的なアプローチにより、子供との信頼関係を維持できているのです。私はこの親子が幸せを見つけられることを心から願ってやみません。

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