息子氏の発達障害(言語障害)について、最初は文献ベースで調べていました。しかし、次第に興味の対象は「なぜそのような状態なのか」「どのように対処すれば良いのか」へと移ってきました。日々の生活や今後のことを考えたことや、息子氏の限られたキャパシティと集中力の中で、どのような対策を効率的に最大化できるのかを模索することが重要だと感じたからです。その過程で興味が湧いたのが心理士と呼ばれる資格です。
どの療育施設や放課後等デイサービスにもこの心理士がおり、この心理士をメインにプログラムの策定や実施、フィードバックを行っているからです。今後、引っ越しや施設がキャパシティオーバになって受けられないことを考えて、自分でもこの資格を取ろうと去年決めました。
ちなみに、心理士はいくつかあるのですが、臨床心理士・公認心理師・認定心理士があります。実は少しずつ違いがあって…
それぞれ認定団体が異なります。
- 臨床心理士: 民間資格。公益財団法人日本臨床心理士資格認定協会が認定。
- 公認心理士: 国家資格。文部科学大臣及び厚生労働大臣が免許。
- 認定心理士: 民間資格。公益社団法人日本心理学会が認定。
また、取得条件も異なります。
- 臨床心理士: 指定大学院の修士課程を修了し、一定の実務経験を積んだ後、試験に合格。
- 公認心理士: 大学で心理学を専攻し、一定の実務経験を積んだ後、試験に合格。
- 認定心理士: 大学または大学院で心理学を専攻し、一定の単位を取得。
日々の生活があるため、仕事を辞めて専念することはできないので、私は放送大学で主に学習しています。放送大学でも規定の単位を取得すれば、認証心理士の資格取得が可能です。別にこの資格で生計を立てるつもりはありません。実務経験必須の資格は社会人にとって取得が難しいですからね…。
幸いなことに私は学士号(経営学)を取得しているので、放送大学で学ぶことができています。まさか大学卒業の資格がこんなところで役に立つとは思いませんでした。
さて、私も気質的にはASD的なところがあり、自分の興味のあることには熱心に取り組む一方で、興味のないことにはかなりいい加減なところがあります。仕事でも何回か同様の指摘を受けたことがあるので、自覚はあったのですが、今回もそのようで、去年秋から開始して、今年の頭に受けた講義試験の結果がこのような結果となりました。
発達心理学や障害児心理学は研究結果や歴史、今のトレンドを掴むことができます。カウンセリングは日々息子氏とのやり取りで役に立つ内容でした。一方、心理学概論(というか心理学そのもの)にはまったく興味がわかず、知覚心理学も抽象的でどう役に立つのだろう?と思いながら聞いていたらこんな結果に…。
おそらく器用な人は、それはそれとして、学習や試験をしっかり取り組めるのでしょうが、どうも私はこういう気質のようです。将来、息子氏に対してアドバイスできるとしたら、何があるのでしょうね?
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