象形文字

自閉症スペクトラム(ASD)

発語について、ここ数ヶ月で顕著に進歩し、聞き取れるレベルの単語が増えてきました。喃語(または宇宙語)だらけだった音に、何かが舞い降りたような感じがします。特に生活に必要な単語、たとえば、おしっこ、おなか、あたま、コーラ、テレビなどが他の人が聞いても理解できる程度にまで向上しました。形容詞も大きいや小さい、色などが増えてきており、療育活動の効果が見られると感じます。

動詞もとても少しずつですが、増えてきています。単語を組み合わせてかんたんな意思疎通を図ることができるようになってきました。

ただ、日本語の単語変化はなかなか手が出ないようです。日本語は主語が省略可能で、助詞・助動詞を組み合わせることで語順を自由に入れ替えられる稀有な言語です。英語のようにSVOOやSVOCでガッチリできないところが習得を阻んでいるのかもしれません。

療育活動は続ける一方で、社会でのコミュニケーションを円滑にするため、文字の読み書きも教えています。

私も外語(英語と中国語)を学んだ経験から、読む(見る)→書く→聞く→喋る の順でスキルが向上すると感じています。書けるようになると、読むこともできるようになるため、筆談という方法でコミュニケーションをとることができると考えています。日本語の文字も少しずつ認識してきており、楽しみながら学んでいます。もっとも、フリーで書かせると単語を言いながらでも象形文字が出来上がっちゃいますが…(写真参考)

最終的には、聞いて話すことができるようになるといいなと思いながら、今日も明日も根気よく続けていきます。

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