早いもので、2025年もすでに1ヶ月が過ぎました。前回の記事では、兄妹のうち上の子(以下、息子氏)がWISC-Vを受検したことについて書きました。
下の子(以下、娘氏)は息子氏と約2歳差ですが、息子氏が4月生まれ、娘氏が3月生まれのため、学年差は1年です。そして、この春から娘氏も新1年生になります。
息子氏の年長時の言語面の課題
息子氏が年長のとき、以下のような言語面の課題がありました。
- 発語が少ない
- 発音が喃語(赤ちゃん言葉)のように聞こえる
- 単語単体では聞き取れるものの、文章になると発音が崩れる
- 2語文が最大限の表現
- 語法(文法)が随所で誤っている
一方で、娘氏は語法の誤りはあるものの、発音の不明瞭さや喃語化は見られなかったため、それほど気にしていませんでした。しかし、幼稚園や周囲から「気になる」と指摘されることもあったため、念のため大学病院でK式発達検査を受けてみることにしました。
K式発達検査の結果
その結果、娘氏のスコアは以下の通りでした。
- 認知・適応領域:92
- 言語・社会領域:76
- 全検査:83
参考までに、息子氏が年長のときの言語・社会領域のスコアは72でした。この結果を受けて、私の中で2つの相反する考えが浮かびました。
- 娘氏の状態は、私が思っていた以上に深刻かもしれない。
- 実は息子氏の状態は、そこまで悪くないのではないか?
しかし、悩ましいのは、息子氏とのコミュニケーションは以前より改善されているとはいえ、依然として難しさや煩わしさが残っている点です。にもかかわらず、娘氏とほぼ同レベルのスコアが出たことは驚きでした。
支援級の検討
検査後、臨床心理士との個別相談の際に、小学校の支援級の検討を勧められました。相談が行われたのは秋頃でしたが、小学校の支援級の申請締切が9月末だったため、危うく間に合わないところでした。私としては、
「普通級で進学予定だし、今回の検査も『お父さん、心配しすぎですよ!』という裏付けがもらえるのでは?」
と考えていただけに、まさに綱渡りのような状況でした。
検査の精度と兄妹の傾向
ここで考えさせられるのは、
- 検査結果の精度: 娘氏にとって今回が初めての検査だったため、多少のブレはあるのではないか。ただし、スコア76は10%の誤差を考慮しても平均より低いため、一定の信頼性はある。
- 兄妹の特性: 兄妹のうち一人に発達特性が見られる場合、もう一人も同様の特性を持っている可能性が高いのではないか。
これは、遺伝的要因なのか、環境要因なのか、それともその両方なのかは分かりません。ただ、同じ両親から生まれ、同じ環境で育っている以上、類似の要素を持つのは不思議ではないとも考えられます。
新年度への準備
この数ヶ月間は、
- 療育の手配
- デイサービスへの切り替え
- 娘氏の手帳の申請
- 支援級への進学手続き
など、多くの手続きを進めることに追われました。しかし、これで新年度への準備は整いました。引き続き、子どもたちの成長を見守りながら、適切なサポートを考えていきたいと思います。
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